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これまでの太陽光発電と「ペブロスカイト太陽電池」へ至る経緯

NEDOを中心に太陽光発電の技術開発を推進

日本は、国立研究開発法人新エネルギー・産業総合開発機構(通称、NEDO:ネド)を中心に、太陽光発電のリサイクル技術の開発や、発電システム効率の向上、発電コストの削減を目標に研究開発を国家的に推進してきました。

しかし、2010年代に入ると、日本企業は太陽電池分野でグローバル競争に、トラウマと言っていいような大敗を続けます。

ひとつは、SHARPが2014年度(15年3月期)に同様の引当金を計上したため、営業赤字に転落したこと。その後、同社が台湾企業に買収されたことをご存知の方もいることでしょう。

ほかにも、京セラが2017年度(18年3月期)に販売減に加え、原材料であるポリシリコン(ポリSi)の長期契約に伴う引当損失(500億円強)を計上したため、許諾の赤字に陥りました。

NEDOの最近のプロジェクトを見ると、「発電コスト14円/kWhを十分に下回る性能の確認を目指しています。」とあります。しかし、中国は結晶系SiPV(シリコン結晶系太陽電池で2018年前後に、1Wあたり0.3ドル(PVinsights調べ)ぐらいの価格で推移していました。

2017年頃から1Wあたり0.3ドル程度で発電できることがわかる。
引用:IEA Special Report on Solar PV Global Supply Chains
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