現在、主流であるシリコン結晶系太陽電池に代わって、高い性能を期待されている太陽電池が、ペロブスカイト太陽電池です。
ペロブスカイト太陽電池とは
ペロブスカイトとは、結晶構造の名称。その構造を光を吸収しやすい黒色にし、太陽電池に適用したものをペロブスカイト太陽電池といいます。
ペロブスカイト構造は、1980年代にはじめて報告された結晶構造のひとつ。ABX3型の典型的な構造。
ペロブスカイト太陽電池の特徴
- 薄くて、軽く、折り曲げやすい。
- シリコン系太陽電池とほぼ同じくらい変換効率が高い。
- 低温で簡単に加工できる(種類もある)。
以上のように、効率はシリコン系太陽電池とあまり変わらず、薄くて軽く、折り曲げやすいことで、たとえばビルの壁面だったり、テントの局面などに ペロブスカイト太陽電池を敷設できたりします。
後述する京都大学の若宮教授の研究室がわかりやすい動画を作成されているので、そちらをぜひご覧ください。
続きを読む 太陽光発電の先行きと次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」(2)