再生可能エネルギーの普及に向けて(1) 家庭用燃料電池「エネファーム」の普及

家庭用燃料電池とは

家庭用燃料電池とは、文字通り、家庭で電気を蓄えることができる燃料電池のこと。「エネルギー」と「ファーム(農場)」の造語で「エネファーム」と呼ばれます。

エネファーム
エネファーム

これは、メーカーが異なっても統一されているようですと思ったら、「エネファーム」 は大阪ガス(株)、東京ガス(株)、ENEOS(株)の登録商標だそうです。ガス系の会社(東京ガス大阪ガス)、や民間企業(Panasonicアイシンなど)が使っていますが、使用許諾を得ているということでしょうか。

エネファームについては、業界団体「一般社団法人燃料電池普及促進協会」があり、導入を推進しています。公式サイトはこちら

続きを読む 再生可能エネルギーの普及に向けて(1) 家庭用燃料電池「エネファーム」の普及

LGBTQ+とは

ジェンダーは多様である

LGBTや、LGBTQ、LGBTQ+*(このサイトではLGBTQ+と表記します**)などは、一般的に性的マイノリティの総称であるように扱われますが、性的志向***という捉え方が多いようです。

というのも、調査方法や調査主体、調査地域などによって結果は異なりますし、本人ですら自身の性自認や性的指向に自信を持てなかったり、表現できなかったり、あるいは、気づいていないことも考えられます。

*ちなみに、カナダなどでは、LGBTQ2S+と、「2S(=two spilit)」を加えていますが、地域依存度が高い概念ですので、ここではとりあげません(資料1資料2

**参考書籍「愛と差別と友情とLGBTQ+」(北丸雄二著 人々舎)

***法務省「多様な性について考えよう〜性的志向と性自認〜」

続きを読む LGBTQ+とは

ジェンダー・ステレオタイプへの影響と性教育

ジェンダー・ステレオタイプに取り込まれる幼児たち」の記事では、新生児が乳児を経て、幼児に成長していく過程で、ジェンダー・ステレオタイプに染まったものや情報に触れてしまう危険性について書きました。

そのなかで、削除したのですが、わたしはふたりのわが子がセックスと異なる格好を保育園で喜んで装い、周りの子たちや先生も楽しそうにしている姿をみているときに、微笑んでいました。

そのいっぽうで「服装」が、たとえばGAPの売り場でも、セックスで別れていたりすることや、年齢が上がるにつれて、たとえば男性着の模様や装飾が「かわいくなくなる」ことを懸念していました。

続きを読む ジェンダー・ステレオタイプへの影響と性教育

ジェンダー・ステレオタイプに取り込まれる幼児たち

これだけは知って欲しいこと。


わたしは2児の父です。だからこそ、これから結婚、妊娠、出産、あるいは里親、養子といった育児を経験するかもしれない、あなたたちに知っておいて欲しいことがあります。

それは、この記事のタイトルで書いた通り、すでに幼児段階においてまだまだジェンダー・ステレオタイプ(セックスが女であること、男であることといった固定概念)に満ちた「世界」に子どもたちが生まれてくるということ。

そして、そのようなジェンダー・ステレオタイプのなかでも「自分のジェンダーを自覚し、自己肯定感を持ち、自分らしい生き方」を獲得していけるであろうと期待を持っている大人が多くいるということ、です。

成長する乳児を待ち構えるジェンダー・ステレオタイプ

妊娠段階においては「女児選考/男児選考」の傾向から抜け出す思考を実践するのは、本人たちには容易かもしれません。しかし、日本的親戚付き合いのなかで、新生児のセックスを「期待する/期待される」つらさを感じたかたは少なくないかもしれません。

続きを読む ジェンダー・ステレオタイプに取り込まれる幼児たち

ジェンダー論のまえに(2) 〜 “おもに”日本にする理由

近世に日本の文化は周辺国文化と切り離すことができない

結論から書くと、ジェンダー論をまとめていくうえで、ヨーロッパやアメリカの歴史はもちろん、日本の周辺国の歴史を考えることは、とても重要です。

とくに、ジェンダー論のなかでも、フェミニスト運動はアジア各国で日本と同様か、あるいはそれ以上に盛んです。相互に影響し合うジェンダー論をめぐる文化を語るうえで、日本のみに地域を絞ることは大局を見誤ることになるのです。

続きを読む ジェンダー論のまえに(2) 〜 “おもに”日本にする理由